P君 中学生

保護者が評価した行動面の変化

保護者の方に記入いただきました事前・事後のアンケートの結果によると、注意に関しては、改善が見られました。多動性・衝動性に関しては、特に変化が見られませんでした。

まとめセッションで聞かれた感想

トレーニングを終えて、P君 から、「難しかったり、簡単なのがあったりした」「数字が特に苦手だった」「ご褒美はプラスになったのであった方がいいと思う」と、また、このトレーニン グを最後までやり遂げることで、「授業集ノートを以前よりも多少うつせるようになった」との発言がありました。また、途中で中断することがあったにも関わ らず、最後までやりたいという強い意志を持って本トレーニングを最後までやり遂げたことが、Pさんにとって一つの自信となることを願っています。

保護者であるお母さまからは、「トレーニングをやっているところをあまり見られなかったのが残念だった」「非常に反抗的な時もそうでない時もあった」「休憩 時間にインターネットをしてしまったのが失敗だった」などトレーニングする時間と休憩時間のめりはりをうまくつけることに苦労していたことが窺えるコメン トをいただきました。ごほうびに「一緒にお寿司など食事に行ったりしました」などP君のトレーニングのためにに非常に意欲的に協力的いただきました。「最後までトレーニングをやったことを褒めてあげたい」「忘れ物は相変わらずだが、1週間程前に自主的に自室を”このほうが落ち着ける”と言って全て片付けてしまった」というお母さまの話からもP君自身がトレーニングの効果として自分にとって落ち着ける空間や環境を理解し始めたり、指示を受けてではなく、より自主的に動いて、環境を変えようと努めたり、といった変化がみえてきました。

P君に見られた効果は、以下の通りです。

  • 授業中にノートをとることが以前よりもスムーズにできるようになったこと

  • 自分にとって落ち着く、居心地のよい環境をつくろうと動いたこと

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